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ポトスの種類には何がある?16種をピックアップして特徴と魅力を徹底解説!

ポトスの種類

ポトスは、丈夫で育てやすいことで知られ、観葉植物の中でも葉の模様や色合いの豊富さから多くの人を魅了しています。しかし、ポトスにはゴールデンやマーブルクイーンなど様々な種類が存在するため、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、16種のポトスをピックアップし、その見た目や成長のポイントなどを徹底解説します。自分好みのポトスを見つけて、お部屋に爽やかな緑を取り入れてみましょう。

目次

ポトスとは?

ポトスの写真

ポトスは、サトイモ科(Araceae)のつる性植物で、学名はEpipremnum aureumです。

熱帯地域を中心に分布し、ハート形の葉を持つのが大きな特徴で、原産地はフレンチポリネシアやソロモン諸島、東南アジアからオーストラリア北部などです。

ポトスと一口に言っても、斑入りの種類から単色のもの、中には青みを帯びた珍しいタイプまで、実に多彩なバリエーションがあり、観葉植物として世界中で親しまれています。

日本でもインテリアグリーンとして定番となっており、比較的育てやすいことが人気の理由の一つです。つるを伸ばしながら気根を出す性質を利用して、棚やハンギングバスケットに絡ませたり、壁際に沿わせて葉の垂れ下がる様子を楽しんだりと、室内の様々なレイアウトで活躍します。

大きく育ったポトスは葉が長く伸びて存在感を増し、インテリアの素敵なアクセントになります。色鮮やかな斑が入る品種を選べばお部屋に華やかさを添え、白っぽい葉色の品種であれば涼しげな雰囲気を作り出すなど、用途に合わせて様々な演出が可能です。

大まかな育て方はどの品種でも共通していますが、斑入りの品種など、葉の色合いによってはある程度の光量を必要とする場合もあります。また、ポトスは茎や葉にシュウ酸カルシウムなどの有毒成分を含むため、小さなお子様やペットがいるご家庭では、誤って口にしないよう注意が必要です。

ポトスの種類!16種をピックアップして紹介

ここからは、人気の「種類」を16種取り上げ、その「特徴」を簡単にまとめます。ゴールデンポトスから珍しいブルー系の品種まで、幅広いバリエーションをチェックしてみてください。きっとお気に入りが見つかるはずです。

ゴールデンポトス

観葉植物の定番として広く親しまれているゴールデンポトス。ポトスと聞いて多くの方が最初に思い浮かべるのは、おそらくこの品種でしょう。

園芸店やホームセンターなどで最も手軽に入手できるポトスであり、その魅力は、鮮やかな緑色のハート型の葉に、金色の美しい斑が入っていることです。この特徴的な斑のおかげで、他のポトスと簡単に見分けることができます。

ゴールデンポトスは、南太平洋のフランス領ポリネシア原産の熱帯性つる植物です。自然界では、地面を覆うように広がったり、他の植物に絡みつきながら成長します。生育環境が良ければ、成熟した株の葉は60cmから90cmにも達することがあります。

「デビルズアイビー(悪魔の蔦)」という別名を持つほど、非常に丈夫で育てやすいのも特徴です。ポトスの中でも特に初心者におすすめの品種と言えるでしょう。学名は「エピプレムヌム・アウレウム(Epipremnum aureum)」、または「スキンダプサス・アウレウス(Scindapsus aureus)」です。

葉の色は、生育環境の光の量によって変化します。暗い場所では緑色が濃くなり、明るい場所では金色がより鮮やかに発色します。「アウレウム(aureum)」はラテン語で「金」を意味し、その名の通り、葉に現れる黄金色の斑が最大の魅力となっています。

一般的に流通しているゴールデンポトスは、ワックスのような光沢のあるハート型の葉に、鮮やかな黄色の斑が入った姿をしています。成長が早く、比較的どのような環境にも適応する力を持っていますが、日陰から明るい間接光が当たる場所で育てるのが最適です。

マーブルクイーン

ポトスの中でもひときわ目を引く美しい斑を持つのが、マーブルクイーンです。

マーブルクイーン(学名:Epipremnum aureum ‘Marble Queen’)は、ゴールデンポトスと並んでよく見かけるポピュラーな品種です。

緑色のハート型の葉に、クリーム色や白色の斑が、まるで大理石(マーブル)模様のように散りばめられているのが特徴です。

葉の大きさは、おおむねゴールデンポトスと同程度。斑の入り方は、株の個体差や、どの枝から増やされたかによって微妙に異なりますが、丁寧に育てられた株は、より美しい斑が現れます。

葉の形が似ているため、ゴールデンポトスと混同されることもありますが、マーブルクイーンは白やクリーム色の斑が入ることで簡単に見分けられます。この美しい斑を維持するためには、ゴールデンポトスよりもやや明るい場所で育てるのがおすすめです。

マーブルクイーンの最大の魅力は、なんといってもその繊細な斑模様。この美しさに惹かれ、探し求めたという愛好家もいるほどです。ただし、斑入りの植物は、葉に含まれる葉緑素が少ないため、生育はややゆっくりです。

マーブルクイーンは、苔のような落ち着いた緑色の葉と茎に、白い筋状の斑が入るのが特徴です。

ジェイド

シックで落ち着いた雰囲気を好む方におすすめなのが、ジェイドポトスです。

ジェイドポトスの最大の特徴は、何と言ってもその均一で美しい濃い緑色の葉です。他のポトスに見られるような斑が一切入らない、単色の深い緑色が魅力で、その色合いが翡翠(ジェイド)のように見えることから、この名前が付けられました。

葉の形は、ゴールデンポトスやマーブルクイーンと同じハート型ですが、やや細長いのが特徴です。また、葉の表面は他のポトスと同様に、ワックスをかけたような光沢があります。

ジェイドポトスは、他の品種と比べて比較的暗い場所でも育ちやすいという性質を持っています。そのため、日当たりがあまり良くないお部屋でも気軽に楽しむことができます。

もちろん、明るい間接光が当たる場所で育てれば、より生き生きと成長します。ただし、直射日光は葉焼けの原因となるため、避けるようにしましょう。

ジェイドポトスは、その落ち着いた色合いから、和風、洋風を問わず、どんなインテリアにもしっくりと馴染みます。

他のポトスと比べると少し地味に見えるかもしれませんが、そのシンプルな美しさが、洗練された空間を演出してくれるでしょう。

主張しすぎない存在感は、他の植物との調和も取りやすく、コーディネートの幅を広げてくれます。

ネオン

ひときわ目を引く鮮やかな色彩を持つのが、ネオンポトスです。

ネオンポトス(学名:Epipremnum ‘Neon’)は、その名の通り、まるで蛍光色のような鮮やかな黄緑色または黄金色の葉が特徴的な品種です。

他のポトスのように葉に斑が入ることはなく、単色の鮮やかさが魅力となっています。特に、新しく出てきたばかりの若い葉は、ひときわ明るい色をしており、成長するにつれて徐々に落ち着いた色合いへと変化していきます。

この鮮やかな色合いから、同じく黄緑色の葉を持つフィロデンドロン・レモンライムと間違われることも少なくありません。しかし、ネオンポトスはポトス属、フィロデンドロン・レモンライムはフィロデンドロン属と、植物の種類としては異なるものです。

ネオンポトスの葉は、一般的なポトスと同じくハート型をしていますが、ゴールデンポトスなどに比べるとやや細長く、全体的に小ぶりな印象です。

このネオンポトスが持つ鮮やかな色彩を最大限に引き出すためには、明るい場所で育てるのが非常に重要です。

日光が不足してしまうと、葉の色がくすんで暗くなってしまい、本来の美しさが失われてしまいます。そのため、日本の室内で育てる場合は、レースカーテン越しの優しい光が当たる場所や、明るい窓辺などが適しています。

ただし、直射日光は強すぎて葉焼けの原因となるため、必ず避けるようにしましょう。

マンジュラ

マジュラポトスは、独特の美しさで注目を集めている品種です。

マジュラポトス(学名:Epipremnum ‘HANSOTI14’)は、特許取得品種であり、その個性的な姿は他のポトスとは一線を画します。幅広のハート型の葉には、シルバー、白、クリーム色、そして淡い緑色が複雑に混ざり合った美しい斑が現れます。

マジュラポトスの最大の特徴は、何と言っても一枚一枚の葉の模様が異なること。大きな緑色の部分を持つ葉もあれば、まるで水彩画のように細かな斑点や模様で彩られた葉もあります。

また、斑の境界線がくっきりとしておらず、クリーム色の部分に他の色の斑点や滲みが見られるのも特徴です。この絶妙な色の混ざり合いが、マジュラポトスならではの魅力的な表情を生み出しています。

さらに、葉の縁が波打っていることも、他のポトスと見分ける上で重要なポイントです。一般的なポトスのように葉が平らにならず、緩やかに波打つことで、独特の立体感と動きが加わり、より一層観賞価値を高めています。

マジュラポトスは、比較的珍しい品種として知られており、クリームがかった白と、濃淡の異なる緑色のコントラストが美しい斑が特徴です。

比較的暗い場所でも育てることは可能ですが、本来の美しさを引き出すためには、明るい間接光の当たる場所で育てることをおすすめします。

この品種は、フロリダ大学によって開発された特許品種です。繰り返しになりますが、ハート型の葉の縁が波打って平らにならないことが、他のポトスとの大きな違いとなっています。

葉に見られる斑は、クリーム、シルバー、白、そして緑色と、実に多彩です。

他のポトスと同様に、一枚一枚の葉の模様が異なり、それがマジュラポトスを育てる上での大きな楽しみの一つとなっています。緑色の大きな部分を持つ葉もあれば、まるでそばかすのように細かな斑点や他の色で覆われた葉もあります。

また、斑の境界線がはっきりしていないため、白い部分に緑色の斑点が見られることも珍しくありません。これらの色の変化や個性が、マジュラポトスを育てる面白さ、奥深さにつながっていると言えるでしょう。

ジェセニア

ジェセニアポトスは、斑入りの美しさが際立つ品種です。その鮮やかなライムグリーンの斑は、お部屋に爽やかなアクセントを加えてくれます。

ジェセニアポトス(学名:Epipremnum ‘Jessenia’)の最大の特徴は、緑色のハート型の葉に、鮮やかな黄緑色、特にチャートリュースと呼ばれる色合いの斑が豊富に入ることです。

よく似ているマーブルクイーンと同様、一枚一枚の葉の模様が異なり、それぞれが個性的な表情を見せてくれます。まるで、同じものが二つとない、一点ものの芸術作品のようです。

マーブルクイーンとジェセニアを並べてみると、その違いは一目瞭然です。マーブルクイーンの斑は白っぽいのに対し、ジェセニアの斑はより濃く、鮮やかなライムグリーンをしています。

この鮮やかなライムグリーンの斑こそが、ジェセニアポトスの大きな魅力と言えるでしょう。また、成長速度にも違いがあり、ジェセニアは一般的なゴールデンポトスに比べるとゆっくりと成長します。

ジェセニアポトスは、2014年にコスタファームによって発見された、マーブルクイーンの枝変わり、つまり突然変異によって生まれた品種です。

緑と黄緑色のコントラストが美しい斑入りの葉は、見る人の心を惹きつけます。この美しい斑を維持するためには、明るい間接光が当たる場所で育てるのが最適です。ただし、日照条件が悪い環境でも、ある程度は生育可能です。

コスタファームが開発したジェセニアポトスは、より一般的なゴールデンポトスの斑入りがさらに強調された品種、と考えると分かりやすいでしょう。薄い緑色のハート型の葉に、鮮やかなチャートリュースの斑が映えます。

マーブルクイーンと同様に、ジェセニアポトスも一枚一枚の葉の模様が異なります。これは、葉緑素の量が部分的に異なるために起こる現象で、このため、斑のないポトスに比べると成長がゆっくりになります。

マーブルクイーンとジェセニアを見分ける最も簡単な方法は、斑の色を見比べることです。ジェセニアのライムグリーンは、マーブルクイーンの白っぽい斑よりもずっと濃い色をしています。

この色の違いを覚えておけば、店頭で見かける際にも迷うことはないでしょう。

パールズ アンド ジェイド

パールズアンドジェイドポトス(学名:Epipremnum ‘UFM12’)は、真珠(パール)と翡翠(ジェイド)を思わせる上品で繊細な斑模様が特徴のポトスです。

緑色の葉には白と銀灰色の斑が入り、特に葉の縁に沿って現れる模様はレース編みのような美しさを醸し出します。白い部分には緑色や銀灰色の斑点が繊細に混ざり合い、独特の奥行きを生み出しています。

フロリダ大学で開発されたこの品種は、マーブルクイーンポトスの改良種です。マーブルクイーンと比べて葉が小さく薄いのが特徴で、薄緑色の葉にクリーム色と白の斑、さらに緑色の筋が加わった複雑な模様が特徴的です。この斑模様は他のポトスとは一線を画す、品種ならではの洗練された美しさを持っています。

また、成長がゆっくりで葉も小ぶりなため、大きく育てるというよりも、その繊細な美しさをじっくり楽しむのに適した品種と言えるでしょう。

ポトスエンジョイ

エンジョイポトスは、繊細な白斑が特徴的な観葉植物です。小さく薄い緑色の葉に白やクリーム色の斑が入り、その姿はパールズアンドジェイドポトスとよく似ています。見分けるポイントは斑の入り方にあり、エンジョイの白い斑には緑色の斑点が入らないのに対し、パールズアンドジェイドの白い部分には緑の斑点が見られます。

マーブルクイーンやマジュラなど他のポトスと比べると、N’joyは葉が小さくコンパクトなため、テーブルなどに飾るのに適しています。斑の入り方も独特で、マーブルクイーンのような散りばめられた斑点ではなく、筆で描いたような、刷毛でさっと掃いたような「筆致」を感じさせます。

比較的新しい品種であるエンジョイポトスは、明るい緑色の葉に豊富な白斑が入るのが特徴です。明るい場所で育てると、この白斑がより大きく鮮明になります。

育て方は他のポトスと同様で簡単です。日当たりの良い場所で育てれば健やかに育ちますが、成長はゆっくりなので、気長に楽しむことをお勧めします。

グローバルグリーン

グローバルグリーンポトスは、緑色の濃淡による斑が特徴の比較的新しい品種です。

葉の外縁が濃い緑色で中心部に向かって明るい緑色になるパターンが一般的で、この緑の濃淡が織りなす模様が大きな魅力となっています。時には白やクリーム色の斑が入る葉も見られますが、これは品種の特徴の一つとして知られています。

葉の色の分布はエンジョイやパールズアンドジェイドといった品種に似ている部分がありますが、グローバルグリーンは緑の濃淡のみで模様を表現している点が特徴的です。

グレイシャー

グレイシャーポトスは、翡翠のような緑色が美しいジェイドポトスや、繊細な白斑が魅力のエンジョイポトスと見た目が似ていますが、その最大の特徴は、葉に入る斑がやや銀色がかって見えること。このシルバーがかった輝きが、氷河(グレイシャー)を思わせる名前の由来となっています。また、葉の形も他のポトスに比べてやや小さく、丸みを帯びているのが特徴です。

白い斑とシルバーの筋が入った緑の葉は、他のポトスとは一線を画す美しさ。コンパクトに育つ性質があるため、他の品種に比べてやや小さくまとまります。そのため、あまりスペースのないお部屋やオフィスなどにもおすすめです。また、ヘゴ仕立てにしたり、上へ誘引して育てることで、その魅力を最大限に引き出すことができます。

グレイシャーポトスは、他のポトスに比べると流通量が少なく、見つけるのがやや難しいかもしれません。丸みを帯びた葉とコンパクトな樹形は、限られたスペースでも楽しめるため、小さめの観葉植物を探している方にはぴったりの品種と言えるでしょう。

スノークイーン

スノークイーンポトスは、白い葉に細い筋状の緑の斑が入る、非常に美しい斑入り品種です。

よく比較されるマーブルクイーンポトスは、白と緑の斑がまだらに入るのに対し、スノークイーンは白い部分が圧倒的に多く、緑は細い線状に入るのが特徴。そのため、マーブルクイーンよりも白さが際立ち、より一層華やかな印象を与えます。

葉の白い部分は、緑色の部分に比べて光合成を行う能力が低いため、成長は比較的ゆっくり。また、白い部分が多い分、より多くの光を必要とします。日照不足になると葉が緑色に戻ってしまう、いわゆる「先祖返り」を起こしやすいので、注意が必要です。

スノークイーンポトスを育てる上で大切なのは、とにかく「明るい場所」に置くこと。ただし、直射日光は葉焼けの原因になるため避け、レースカーテン越しの柔らかな光が当たる場所や、明るい室内で管理しましょう。マーブルクイーンや緑葉のポトスよりも、少し多めの光が必要だと覚えておくと良いでしょう。

セブブルー

セブブルーポトス(学名:Epipremnum pinnatum ‘Cebu Blue’)は、フィリピンのセブ島原産のポトスです。

一般的なポトスと異なり、斑のない青みがかった緑色の矢じり型の葉が特徴で、メタリックな光沢を持つことが大きな特徴です。

この品種は他の一般的なポトスとは種が異なり、Epipremnum pinnatumに分類されます。バルトブルーポトスと同じ仲間で、細く銀色がかった青緑色の葉が非常に美しいです。

生育の面白さも特徴の一つです。幼葉は単純な矢じり型ですが、暖かく明るい環境で育てると、モンステラのような自然な切れ込みが入るようになります。ただし、このような成葉になるまでには時間がかかります。そのため、セブブルーポトスは、じっくりと育てる楽しみを味わえる、まさに「育てる喜び」を感じられる品種と言えるでしょう。

バルティックブルー

バルティックブルーポトス(学名:Epipremnum pinnatum)は、成長とともに濃い緑色の葉が青みを帯びてくるのが特徴的な観葉植物です。暖かく明るい場所で育てると、モンステラのような切れ込みが入りやすくなり、これが大きな魅力の一つとなっています。

同じく青みがかった葉を持つセブブルーポトスとは、その色合いで区別できます。バルティックブルーは濃い緑色の葉が青みを帯びるのに対し、セブブルーは銀色がかった青緑色の葉を持つのが特徴です。

バルティックブルーは、モンステラを育ててみたい初心者の方にもおすすめの品種です。モンステラそっくりの切れ込みが入った葉を持ちながら、より手軽に育てられる上、葉の切れ込みもモンステラよりも早く現れます。

さらに、ヘゴ仕立てで上へ伸ばしたり、デスクに置いたり、ハンギングで吊るしたりと様々な飾り方を楽しめるのも魅力的なポイントです。

ドラゴンテール

ドラゴンテールポトス(学名:Epipremnum pinnatum)は、一般的なポトスとは異なるEpipremnum pinnatumという種に分類されますが、育て方は他のポトスと大きく変わらず比較的簡単に育てられます。

最大の特徴は、その独特な葉の形にあります。若い葉は小さく細く、翡翠のような美しい緑色をしています。成長するにつれて葉が大きくなり、モンステラのような切れ込みが入るようになります。

この切れ込みが入った姿が龍の尻尾のように見えることから、「ドラゴンテール」という名前が付けられました。

ドラゴンテールポトスは、成長とともに変化する葉の形を楽しむことができるのが魅力です。

レモンメレンゲ

レモンメレンゲポトスは、グローバルグリーンという品種から生まれた突然変異種です。

最大の特徴は、葉の縁に入る鮮やかな色。光の当たり具合によって、黄金色から明るい黄緑色へと変化します。

強い光を浴びるほど黄金色が濃くなる傾向があり、葉の中心部の緑色とのコントラストが、まるでレモンメレンゲのような見た目から、この名前が付けられました。

ただし、葉が古くなったり、日照不足の環境で育てたりすると、縁の黄金色は徐々に緑色に変化していきます。これは、エンジョイポトスから生まれたとされるエメラルドという品種と似た特徴です。

サテンポトス

「サテンポトス」という名前で広く親しまれていますが、実はこの植物は厳密にはポトス(Epipremnum属)ではなく、Scindapsus(スキンダプサス)属の植物です。しかし、見た目や育て方がポトスとよく似ているため、ここではポトスの仲間として紹介します。

サテンポトスの最大の特徴は、何と言ってもその葉の質感。小さく、緑色と銀色の斑が入った葉は、光を受けるとキラキラと輝き、まるでサテン生地のような上品な光沢を放ちます。この独特の輝きが、「サテンポトス」という名前の由来となっています。つる性の性質を持ち、生育も比較的旺盛です。

葉の大きさは、他のポトスと比べるとやや小ぶりで、特にエンジョイポトスとよく似ています。葉に入る銀色の模様は、明るい場所では特に美しく輝き、「シルバーバイン」という別名もあります。

育てやすさという点では、他のポトスに比べると少しだけ注意が必要です。徒長(間延びしてひょろひょろと伸びること)しやすい傾向があるため、適切な環境で育てることが大切です。また、水切れを起こしたり、生育環境が合わなかったりすると、葉がすぐに丸まってしまうのも特徴の一つ。水やり後には一日程度で葉は元に戻りますが、最初は驚いてしまうかもしれません。

最近では、このサテンポトスの仲間にも様々な品種が登場しており、例えば、より白い斑が多い「シルバーリーフ」や、葉が大きく成長する「エキゾティカ」などが人気を集めています。

まとめ

この記事では、代表的なポトス16種の特徴と魅力を中心に紹介しました。

ポトスには様々な品種がりますが、どれも比較的育てやすく観葉植物初心者の方にもおすすめです。ぜひお気に入りのポトスを探してみてください。

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この記事を書いた人

観葉植物を楽しむための情報をお届けします。

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